健康な人の場合、皮膚がつくられてから、垢となってはがれ落ちるまでには1ヶ月半〜2ヶ月ほどかかります。
けれど、乾癬の病変部では、表皮の新陳代謝が異常に活発になり、つくられた皮膚がわずか1週間ほどで垢となってはがれ落ちます。
そのため、皮膚の保水機能が低下して、皮膚がカサカサになります。
また、表皮が厚くなり、皮膚の表面がむけ落ちていきます。
健康な人でも、皮膚内に異物が侵入すると、異物を追い出すために炎症が起こり、一時的に表皮の新陳代謝が速まります。
乾癬の患者さんは、体内に異物が侵入していないにも関わらず、免疫反応がおきてしまいます。
炎症は広がりやすく放っておくとますます表皮が厚くなり、病変部は拡大してゆきます。
この症状は、よくなったり悪くなったり繰り返しながらずっと続きます。
乾癬の特徴
乾癬とは皮膚に赤い発疹ができて盛り上がり(紅斑)、だんだんと表面が銀白色の細かい鱗屑(りんせつ)で覆われ、
フケのようにボロボロとむけてくる慢性の皮膚病です。
初めは頭にできる人が多いようです。
また、ひじやひざ、お尻など刺激を受けやすい部分に多く発症します。
人から人へうつる病気ではありません。
ですが、うつる病気と勘違いされるのではないか、敬遠されるのではないか・・・という心配から、温泉に行きたいのに行けない。
プールで運動したいのにできない。などという患者さんの悩みをよく耳にします。
原因は、まだよくわかっていませんが、ある種の自己免疫反応が起きやすい体質の人に、外傷や感染症、ストレスなどが加わり発症することが多いといわれています。
和漢堂にいらっしゃる乾癬のお客様では肝臓が悪いといわれたことがある人。
あるいは検査では肝臓に異常はないと言われていても、肝機能が低下している兆候のある人などが多いように思われます。