IBS

過敏性腸症候群(IBS)

解説

IBS【過敏性腸症候群】ガスタイプ

ガスタイプはIBSのなかでも特に苦しんでいる人が多いのではないでしょうか。

お腹にガスが溜まって苦しい状況、これを漢方では脾胃気滞証(ひいきたいしょう)と呼び、ストレスなどにより気(生命エネルギー)がお腹に閉じこもった状態と考えてます。
健康な状態では気は絶えず体中をのびのびと巡っているものです。ところがストレスなどが原因で気の流れが滞ると様々な不快症状がでてくるのです。

たとえば、

  • 頭に気が滞ると、頭が重く、気分がすぐれない、
  • のどに気が滞ると、のどに何かがつかえている感じがする
  • 胸に気が滞ると、胸が張る、胸が苦しい
  • 腹に気が滞ると、腹が張って苦しく、げっぷがよく出る

など。それによって使われる漢方薬も違ってくるのです。

気をめぐらすために自分でできる三つのことがあります。
一つ目は服装、二つ目は食べ物、三つ目は運動
服装に関しては締め付けるものはたとえ腹部から遠い部分であってもやめることです。
ガードル、タイトなパンツ(スキニーなど)、ストッキングは勿論、靴、ブラジャー、カチューシャ、帽子などもそうです。
気が体全体を巡るためには、一箇所でも渋滞する場所がないほうがいいのです。

また、薬膳では気を巡らすのに香りの強い食物が良いとしています。大葉、セロリ、玉葱、ニラ、ネギ、らっきょう、かんきつ類など。
また、レモン ベルガモット、レモングラス、オレンジなど柑橘系のアロマオイルをアロマ携帯ストラップにつけたり、ティッシュにつけてときどき香りをかいだりして利用するのもいいでしょう。

また、ずっと同じ姿勢で身体を動かさないでいると気は溜まりやすくなります。まめに立って歩いたり、関節を動かしてみるなど、溜まってきた気を全身に巡らせるイメージでやってみてください。
滞っている気を巡らすだけでなく、胃腸の働きを高めてガスを吸収する力をつける、不安感を少なくし心を落ち着けるなど、漢方薬は体全体からガス型のIBSに働きかけます。