【七草粥のはなし】
「せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ」この七草をお粥にして一月七日に食べる習慣は、江戸時代に広まったそうです。
七草粥に入る七つの野草はビタミン不足を補い、胃腸を整えるものです。
正月料理は味付けが濃く、冷たいものが多いので、暖かい七草粥を食べると胃も心もほっとします。
スーパーで売っている七草パックを使ってもいいでしょうが、家にある小松菜、大根菜、水菜などで代用してもかまいません。
七草の効用ばかり注目されがちですが、粥といえば米。
昔は白米は大変貴重でしたから、普段食べるのは稗や粟などの雑穀。お粥には大根や芋などを多く入れてかさを増して食べていました。祭りごとのある日に頂く100%うるち米のお粥はご馳走。白く輝いて見えたのではないでしょうか。
うるち米は性質が「平」つまり、食べ続けても体を温めすぎたり、冷やしすぎたりすることはありません。
だからこそ、毎日、主食として食べることができるのです。
食欲不振や病後の回復期にお粥を食べるのは日本人なら誰でも自然とやっていること。胃や腸の消化器官が弱っているとどんなに栄養があるものを食べても吸収することができません。
うるち米は消化器をいたわりながら体中の元気を補充する働きがあります。粥にすると消化しやすく病後期にはうってつけです。
毎日当たり前のようにごはんを食べられる幸せ。これからも白いご飯を食べられるように願いを込めて、お正月にかみしめたいと思います。
土鍋で作ると甘くふっくらと美味しいお粥になります。
















