Cough / Phlegm

せき・たん

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image-sekitan 咳や痰が出る病気には喘息、気管支拡張症、慢性気管支炎、肺気腫などがあります。
これらの病気は、咳、痰、息切れなど、共通した症状が出ることもありますが、病気のメカニズムが違うので、西洋医学では病名の確定が重要視されます。詳しく検査をし、病名に対応した処置をします。

呼吸器の病気に共通していることは、風邪をひくと、とても悪化するということです。
ですから治すことに加えて、常に予防に神経を配っていないといけません。

咳や痰が数ヶ月も続くようでしたら、ガンや結核などの病気がないか確認するためにも一度は病院で検査をすることをおすすめします。

漢方薬の場合、病名よりも、体質や症状(咳がコンコンといった乾いたものなのか、ゼロゼロという湿った咳なのか、ヒューヒューという喘鳴があるか、痰はどのような色をしているか、ねばりがあるのか、時間帯はいつごろが悪化しやすいのかなど)を重視して調合の方針をきめていきます。

発作を抑える力や、気管を一時的に広げて呼吸を楽にするといった点では漢方薬は西洋薬にはおよびません。
けれど、体力、免疫力、自然治癒力、心肺機能を向上させて、発作を起こさない、病気を進行させない、感染症にかからない身体づくりという点では、漢方薬が効果を発揮します。