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ほうれん草


便秘がちで肌が乾燥しやすい方は毎日少しずつ食べてみては。

味甘、性涼、大腸・胃・肝経

ほうれん草というと、鉄や亜鉛を含み貧血に良いこと、豊富なビタミン、食物繊維、などで知られますが、薬膳の観点から着目したいのは、身体を潤す効果と熱をさます効果です。

人間の体はたくさんの水分を保っています。漢方ではその水分を津液と呼んでいます。皮膚や毛髪の津液が不足すると潤いがなくなります。関節の津液が不足すると関節が擦れてしまいますし、逆に過剰になって水がたまっても困ります。あるべきところにバランスよく津液を保っているのが健康な状態です。

ほうれん草は津液不足症に効きます。津液不足症の人は、口が渇く。皮膚、唇、舌が乾燥する。尿の色が濃いなどが特徴です。

大腸の水分がたりないと便が硬くなり便秘になります。ほうれん草は大腸経ですから、大腸に入って潤し便通を良くします。ゴマやごま油といっしょにとると、相乗効果でさらに便通がつきやすくなります。慢性的な便秘の人は毎日少しずつ食べるようにします。

また、ほうれん草は胃経ですから、胃が熱をもって起きる口の渇き、糖尿病による渇きに、熱を冷まし潤してくれます。慢性的な渇きに水をガブガブ飲むだけでは体にとどまらずに尿になってどんどん出ていってしまいます。

さらにほうれん草は肝経でもあります。肝は目と深いつながりがあります。肝に異常があると、充血、目のかすみ、疲れ目などの症状が出ます。ですから、そんな目のトラブルにもほうれん草が効きます。

涼性で身体を冷やす食材なので、しょうがやとうがらしなどの温める薬味と組み合わせるとバランスがとれます。

 

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