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里芋

消化機能を助け、身体を丈夫にし、病気に対する抵抗力を高める食材です。

味甘・辛、性平、脾・胃経

食欲がない。体がだるい・重い。顔色が黄色っぽく、やせて元気がないなど、中医学でいう脾気虚証の人は、胃腸が消化吸収のお仕事をしっかりしてくれないので、当然、栄養も吸収できず、声や目に力がなく、元気がありません。

生まれつき食が細く太れない人や、胃を手術して一部摘出したという人には上記の項目にピッタリあてはまる人をお見かけしますが、里芋を少量ずつ毎日食べていくと、次第に胃腸が丈夫になり元気が出てくることでしょう。

里芋は、ぬめりに含まれるムチンが胃や腸の表面の潰瘍を予防し、また食物繊維を多く含むので便通を整えるなど胃や腸の働きをたすける働きがあります。

普段は胃腸の心配がない人でも、夏バテで食べ物を受付けないときや、二日酔いで気持ちが悪いときには、
体がだるくなり、声をだすのも億劫になります。そんなときには、里芋のお味噌汁などお勧めです。
また、ちょっと食べすぎると胃がもたれる。未消化の軟便が続く、逆に慢性的な便秘であるなど、胃や腸の不調が気になるときに意識して食べてみてください。

(話は少しそれますが、時間のないときや食欲がないときに、袋に入ったゼリー状のドリンクを利用する人も多いのではないでしょうか。手軽に栄養をバランスよく摂れ、ヘルシーなイメージがありますが、毎日、毎日飲んでいると胃腸に怠けぐせがついて働かなくなり、脾気虚証になりかねません。同じ理由で、サプリメントで栄養をとったつもりになって食事がおろそかになることにも気を付けてください。食べ物は、栄養のバランスだけではなく、顎を使ってしっかり噛むことも大切です。)

里芋の話に戻りますが、日本では米よりも前に栽培が始まったといわれ、様々な民間療法も伝えられています。昔から「いも薬」といって、里芋を外用薬などに活用してきました。

外用のいも薬の作り方は。

一、里芋の皮を厚くむき、すりおろす。同量の小麦粉、おろし生姜を混ぜて練る
二、ガーゼなどにのばし患部に湿布し、乾いたら取り替える。

里芋の皮を厚くむくのは、痒くならないようにするためです。

いも薬には、熱をとり炎症を抑える作用があるので、赤く腫れて熱を持っている、あるいは激しく痛む時にとても効果があるといわれます。肩こり、筋肉痛、肘・膝・指などの関節の痛み、打ち身、扁桃腺炎などに試してみてはいかがでしょうか。(いも薬でかぶれる人もいますのでその点ご注意下さい)

 

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