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豚肉

補益の食材≫
体質を丈夫にし、病気への抵抗力を高める作用がある食材です。

味甘・鹹、性平、肺・脾・肝経

沖縄料理では豚肉がよく使われますが、これは豚肉を多用する中国の影響を強く受けたものです。

中国から学んだのは、食材や調理方法だけではありません。
医食同源の思想も同時に受け継がれたようです。
沖縄には、クスイムンという方言があります。
これは、《クスイ》つまり薬になるもの、滋養があり体に良いものという意味で主に食べ物をさすのだそうです。
こんな言葉にも食事で健康を保ち、病気を治そうという思想が感じられます。

そんな沖縄で、いつも食卓にあった豚肉はビタミンB1やコラーゲンなどを多く含み滋養効果の高い食材です。
それ以上に着目したいのは、沖縄料理ならではの豚肉の健康的な調理方法です。
肉の塊をじっくり煮込んで脂肪を落とす方法や、だしを効かせた薄塩の味付け。
海藻や野菜を多く取り入れるなど、参考になる点がたくさんあります。

ですが食べすぎには注意しましょう。
脂肪やカロリーのこともありますが、肉を口にすることが多い今の食環境では、タンパク質をとりすぎている人が多いからです。

私たちは生きていくために、炭水化物・脂質・タンパク質、この三つの栄養素をエネルギーとして燃やしていますが、燃焼後、水と二酸化炭素になる炭水化物・脂質と違い、タンパク質からは人体に有害なアンモニアができます。

アンモニアはまず肝臓で毒性の少ない尿素にかえられます。
さらに尿素を血液中から濾過し体外に排出する役割をするのが腎臓です。

そのため、タンパク質のとりすぎは肝臓、腎臓に大きな負担となるのです。

また水分のとり方が少なければ、尿素を尿とともに排出しきれません。
残った尿素は尿酸に変わり、関節の周辺に集まって炎症を引き起こします。
これが通風です。

 

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