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とうもろこし

清熱の食材≫
利水効果がありムクミをとる効能を持つ食材。
胃腸の働きを高める働きがあります。

味甘、性平、胃・膀胱経

とうもろこしは消化がよくないといわれています。
赤ちゃんの離乳食にホールコーンを入れると、そのままの形で便にでてくるので
なるほどと思ってしまいます。
けれど、薬膳では胃腸の働きが悪くなり食欲が落ちたときや、泥状の便が続くときなどにとうもろこしを用います。そんなときは、ミキサーにかけてすりつぶして用いる、スープのような調理方法がおすすめです。

とうもろこしの粒の外側を覆っている薄皮は確かに消化がいいとはいえません。
けれどそのおかげで、とうもろこしを食べると非常に便通がよくなります。
一方、薄皮を剥いた内側の甘い実の部分は糖質で消化吸収が非常によいので、夏バテで食欲がないときでも少し食べればすぐにエネルギー補給、疲労回復に役立つのです。

夏は水分のとりすぎで、身体に湿気がたまり体調を崩すことが多い季節です。
身体に湿気がたまると、身体が重い、むくみ、腹が張る、食欲がおちる、軟らかい便が続くなどの症状が出ますが、この時期に旬を迎えるとうもろこしには利水効果があるため、こうした症状にとても有効なのです。

夏が旬のスイカ、冬瓜、きゅうりも利水効果が高いのですが、これらは冷やす性質を併せもっていることに注意しなければなりません。
その点、とうもろこしは性が平で冷やすことも、温めすぎることもありません。
イモ類やうるち米、とうもろこしなど世界で主食とされている食材は、性が平であるからこそ毎日食べ続けても健康を損なわないのです。

また、とうもろこしは腎臓や糖尿、高脂血症、尿路結石、高血圧にもよい食材で、とうもろこしの髭にもその効能があります。普通、髭はとって捨ててしまう部分です。けれど、薬膳ではとうもろこしの髭も料理に入れてしまいます。
茶色くなった部分はあまり見栄えも良くないので、緑の部分を短く切ってスープやいためものに入れてみてください。

民間薬ではとうもろこしの髭を乾燥させたものを南蛮毛(なんばんげ)と呼んでいます。
こちらは保存がきくので旬に関係なくいつでも煎じて飲めます。

唐から来たから とうもろこし、かと思いきや髭は南蛮なんて面白いですね。

江戸時代の書物「本朝食鑑」では、とうもろこしのことを南蛮黍(なんばんきび)とも書いています。
また、「我が国では外国から来た風変わりなものには、唐とか南蛮、高麗などの外国名を頭にくっつけて呼ぶ慣習があるが、実際には、その国の産というわけではない」ということが書かれています。

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