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夜尿症
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夜尿症の原因

6、7歳になってもおねしょが続く場合夜尿症とされ、原因には次の三つがあげられています。

1.多尿型夜尿症

尿量が多いためにおこる夜尿です。
多尿なのかどうかは尿の量を量ることによってわかります。昼間は尿量が正常でも、夜間睡眠時に多くなるという人もいます。もちろん夕方以降に水分をとりすぎると夜間睡眠時に多尿になります。
ただ、水分を控えてもやっぱりおねしょをしてしまうということはありますね。その場合、パソプレッシンというホルモンの分泌に問題があることも。
パソプレッシンは昼間はあまり分泌されず、夜になると盛んに分泌され、尿の量を減らす働きをします。小さな子供ではあまり分泌されないのでしきりにおねしょをしますが、4〜5歳ころから良く分泌されるようになりおねしょも減ってきます。

2.膀胱型夜尿症

尿をぎりぎりまで我慢し、どのくらいの量が溜められるかを量って判断します。容量が少ないとおねしょをしやすくなります。 膀胱が小さかったり、大きさは普通でも緊張していてあまりふくらまなければ容量は少なくなります。体重1kgあたり7ml以下、つまり体重が20kg場合140ml以下だと場合膀胱型夜尿症であるといえます。

3.未熟型夜尿症

排尿機能が未熟なための夜尿です。夜間睡眠時尿量や膀胱容量も問題がないのにおねしょが続く場合は、 膀胱や腎臓の機能が未熟であるということが考えられます。

そして、夜尿症には心理的なこともやはり関わっているようです。

夜尿症の子との接し方
夜尿症の子供への接し方は、起こさない、叱らない、あせらない、が大原則。

寝ている子供を夜中に起こすと、パソプレッシンというホルモンの分泌が悪くなります。
パソプレッシンは尿が出にくくなるように働くホルモンです。
夜に分泌が多くなり、トイレに行かずにゆっくりと眠って体を休めることができます。昼間には分泌量が減るのでトイレの回数もふえます。
毎晩起こしていると、夜にこのホルモンが分泌されるというリズムが身に付きません。

中学生まで続いた夜尿がやっと治ったと思ったら、不眠に悩まされるようになった例があります。
毎晩起こされていたため、目が覚める癖がついてしまったのです。
寝具を汚さないので手間はかからなくなったかもしれませんが、これでは夜尿症が治ったのではなく、夜眠れないのでトイレで用を足すようになっただけ。あまり好ましい状況ではありません。

就寝中は、膀胱にまとまった量の尿を溜めたまま過ごします。これは、膀胱の容量を増やすトレーニングにもなります。夜に起きて排尿をしてしまうとトレーニングになりません。

夜尿症の治療には睡眠の質が大切になります。
昼間は楽しく、適度な運動をして過ごし、夜には静かで暗い環境で寝る。就寝時刻、起床時刻を規則正しく行うなどの、良い睡眠をとるためのリズムづくりを昼間から心掛けるのも大切です。

緊張する場面や、恐怖を感じたときトイレに行きたくなることが誰しもあるように、精神状態が膀胱に関係していることは確かです。
ずっと続いて困っていた9歳お子さんの夜尿が、ある時ピタリと止まったと言うので驚いたことがあります。よく話を伺うと週に6日習い事に通っていたのを全部やめさせたのだとか。本人は嫌々通っている様子がなかったのでご両親も気付かなかったのですが、子供の負担になっていたのかもしれません。

夜尿症がストレスにならないために、失敗しても叱らないようにします。
また、叱らずとも親が心配のあまりあちらの病院、こちらの針治療、そちらでお灸というように様々な治療に子供を連れまわすのもどうでしょうか。子供は自分がたいそう重大な病気だと勘違いしかねません。行く
先々で「この子はおねしょをするのです」といわれては子供の自尊心も傷ついてしまいます。

漢方薬の夜尿症治療

体質的に虚弱で膀胱や腎臓の機能が未熟であるケース。ストレスや自律神経が影響しているケース。体に冷えがあって尿量が多くなっているケース。喉が渇きやすくたくさん水分をとってしまうケースなど、その人の傾向にあった漢方薬を飲むことによって治療をします。
夜尿症の治療は、あせらず…。とはいいますが、あまり長引くと治りにくくなります。やはり子供のうちに治すにこしたことはありません。
ご相談をうける年齢で一番多いのは10歳前後で、学校の宿泊学習の前に治しておきたいというものです。
お泊りのある半年〜一年くらい前から治療を始めていれば、自信をもって宿泊学習にいかれるのではないかと思います。

夜尿症に限らず、子供は薬の影響をうけやすいですから、治療には、新薬よりも副作用の心配の少ない漢方薬をもっと活用することをおすすめいたします。

大人にも多い夜尿症
大人の夜尿症も多く、20歳〜30歳の方が結婚を控えて夜尿をなんとかしたいというご相談が多いようです。
子供のころに一度は治った夜尿症が、思春期を過ぎて再発し、親にも言えず一人でかかえているという状況は意外に多いものです。
一年に1〜2度オネショをする程度ならば、そのときの体調などによってままあることで、夜尿症と考えるよりも、突発的な事故と考えて気に病まない方が精神衛生上にも良さそうです。

けれど、一週間に数回、あるいは毎日というように頻繁であれば、旅行を楽しめないとか、結婚に踏み切れないとかいう支障も出てくることでしょう。
ストレスが原因で睡眠リズムが乱れ、抗利尿ホルモンの分泌がうまくいかないということもあります。漢方薬でその原因を取り除いてゆくと夜尿の回数も徐々にへっていきます。

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