ご夫婦で強力し合って
夫婦での漢方服用をお勧めする訳
病院で検査した結果、奥様には不妊の原因となるものは見当たらないが、ご主人の精子の状態が基準値に満たない。
その場合、不妊の原因はご主人だけにあるということになるでしょうか。
女性には、病院ではこれといった不妊の原因が見つからないが何年も妊娠しないという人も多くいらっしゃいます。
ご主人の精液検査は異常がないので、やはり奥様に原因があるではないかということで、奥様が漢方薬を飲み始め、妊娠にいたった例が多くあります。
ところが、奥様にはとくに原因がみあたらず、ご主人の精液検査の結果があまりよくなければ、原因はご主人と思い込んでしまいます。
そこで、ご主人が漢方薬を飲みたいということでご相談をお受けするのですが、よくよく話を伺っていると、奥様は普段より便秘がちで冷え症であるといいます。
便秘や冷え症は、西洋医学では不妊症の原因にはなりませんが、漢方では、ここまで聞けば奥様も妊娠しにくい状況だと察しがつきます。 便秘や冷えがあれば子宮の環境はよいとは言えず、体外受精などを行っても着床しにくいのです。
精子の状態が基準にみたず、何度か人工授精を試みてうまくいかないと、一般的に体外受精→顕微授精と進んでいきます。
けれど、どんどんステップアップしていく前に、漢方薬で奥様の体調を整えるというワンステップを置くことにより、思いがけず自然妊娠したとか人工授精に成功したという例は多いのです。
環境、食生活の変化、結婚の高齢化、いろいろな社会的要素もあり、妊娠しにくい人は男性も、女性も増えています。
精液検査の結果がよくなかったとしたら、奥様も一緒になって体調を整え次のステップを視野に入れていくのが理想です。