Psoriasis

乾癬・尋常性乾癬

事例

5 掻くと皮膚がはがれ、透明の分泌液も【43歳・男性・大和市】
症状が出始めてから2年ほど経つ
患部は主に頭部と膝から下のすねとふくらはぎの部分に多く出来ている。
患部の痒みが激しく、掻くと乾燥した皮膚が剥がれてくる。
ひどく掻いたときには、透明の分泌物が出ることもある。脂っぽい食べ物が好きで、良く食べるほう。
病院で処方されている薬は
ステロイド軟膏、ナウゼリン錠(胃薬)、セルスミン錠(アレルギー薬)、セレスタミン錠(ステロイド、抗ヒスタミン)
随伴症状
検診で白血球数が多いといわれたことがある。

事例

■2月6日
漢方薬煎じ薬 服用開始。
もし煎じるのが大変であれば、自動煎じ器を買って使いたい。
■4月5日
漢方薬を飲んでいるが、皮膚の状態は変わらず、今までは無かった顔のほうも症状が少し出てきたので、病院の薬(ステロイド錠剤)を飲んでいる。
副作用が心配なので飲まずに済むようにしたい。
■6月10日
まだ、あまり良くなっていないように思う。漢方薬の内容を見直す。
■8月5日
(今までご本人にお話伺っていたが、今回奥様とお話する)
足の症状は見た感じ変わらないが、頭は殆ど大丈夫。
また、以前のように痒がっている様子がない。
■10月10日
すこしずつ良くなっている感じで、安心して飲み忘れが多く、漢方薬が余りがち。
健康診断で貧血(?)がひっかかって再検査をする。
結果がわかったらまた連絡します。
■10月27日
貧血の検査はまだしていない。
コレステロールが多めだということもいわれた。
■1月16日
全体の様子は大分良くなっているが、足にはカサブタがまだ出来る。
■3月30日
だいぶ良くなっているが、また少しブツブツと出来ているところもある。
■4月3日
足の方も良くなってきているが多少の赤味が残っている。
赤いブツブツはまだ出来ることがある。
■6月12日
赤いブツブツはだいぶ良くなったが、今度は水虫が出来て病院で薬をもらっている。
■8月30日
ここのところ下痢気味なので、漢方薬を飲んだり飲まなかったりしているが、皮膚は赤味が減って、落ち着いてきている。
■9月20日
赤味が少しずつ減ってきて、皮膚は落ち着いている。
■12月14日
だいぶ良くなった。漢方薬を飲むペースが落ちているがぼちぼち飲み続けます。
悪化することがあれば、すぐ連絡します。
漢方薬の服用を開始してから、副作用が心配なステロイドの錠剤を減らしはじめましたが、それまで薬に頼っていた分、皮膚の状態が良くなってくるまで少し時間がかかったように思います。
冬は空気が乾燥し、乾癬の悪化する人が多い季節です。
このお客様から初めにご相談いただいたのも2月のことでした。
ゆっくりのペースではありましたが、長い間、漢方薬を飲み続け、2年間という季節を通して皮膚の状態が安定するまで飲み続けていただくことができました。
その後、このお客様からは連絡をいただいておりませんので、再発もしていないことと思います。