【玉葱の話】
今ではなくてはならない食材ですが、日本での歴史は意外に浅く明治時代以降です。
文明開化では肉食が広まったという印象がありますが、玉葱がセットであったことは考えれば当然で、
カレーも、牛丼も、肉じゃがも、玉葱なしではありえません。
血液をサラサラにするなどといわれますが、薬膳では、粘る痰がでる咳や、胸のつかえ感をとる、
尿の出を良くするなどの効能があるといわれます。
特に今の時期に期待したい玉葱の食効は、気の巡りを良くし新陳代謝を 高める働きです。
新年度から一ヶ月、環境の変化でストレスや疲労が溜まりやすい時期、五月病を防ぐためにも玉葱が
役立ちます。
また、今頃は新玉葱が出回り、普段は脇役に甘んじていた玉葱がテーブルの主役を飾ります。
一年中食べられますが、今がやっぱり旬。
今回はたっぷりの玉葱を堪能できるこんなレシピをご紹介します。 ニラもまた、気血の流れを促進する食材ですから今の時期おすすめです。