【松の実の話】☆このレシピはブログで写真が見られます!→ブログへ
正確に言うと松の「実」の部分ではなく、松の種の「胚乳」の部分にあたり茶色の薄皮をかぶっていますが、一般的にはこれを除いたものが市販されています。
中国では「仙人の食」と呼ばれ、滋養強壮や老化防止に良いとされています。
主な成分は不飽和脂肪酸が7割でコレステロールや動脈硬化の予防に効果があり、他には老化防止や便秘解消に良いとされるビタミンE、美肌効果の高いビタミンB群が含まれ、中でもビタミンB6は免疫機能を正常に維持するはたらきがあります。
その他、貧血や疲労回復に効果的な鉄分や食物繊維などのミネラルも含まれている、なかなか優秀な食材です。
今回はこの松の実と夏の間に疲れた胃腸などの臓器をいたわってくれる長芋を組み合わせたレシピにしました。
朝晩大分涼しくなり、空気の乾燥が気になり始めました。この乾燥した空気が、喉や鼻や口、髪や肌にも影響を及ぼします。
松の実は漢方においては、肌を潤し、咳を鎮め・・・といった目的で使用されており、この季節にピッタリの食材です。また、体を温め、気を補う働きもあります。
松の実をはじめ、ナッツ類には一年分の大地のめぐみ、太陽の恵みがぎっしり詰まっているので冬に備えて滋養をつけるのにとても適しています。