抜歯後の疼痛や、歯痛の薬です。スタッフ一名が突然の歯痛を訴えたため、みんなで飲んでみようということになりました。書物には、「煎じた液を痛む歯にスプーンでかける」とか「口に含んでしばらくそのままにしておく」とあります。内服というより外用薬として用いるようなニュアンスです。
歯痛に効く漢方。どんな味なのか興味津々でしたが、一口含むとなるほど、これは効きそう。口のなかいっぱいに心地よいしびれが・・・。
この処方にはサイシンという生薬が入っています。今治水という歯痛の薬にも入っているとてもよい香りのする生薬です。このサイシンの煎じ液には局所麻酔作用があります。また、ショウマとリュウタンという生薬の苦味が知覚を鈍らせる働きをします。
飲むと口の中にピリピリするしびれ感が広がって、味覚や感覚が一時的に鈍くなります。味は苦いので星ふたつですが、心地よいしびれ感がなんだか癖になりそう。今も心地よいシビレ感が体中にまわって、ほろよい気分で仕事してます。たった一口飲んだだけなのに。