Tasting

漢方テイスティング

皆さんにお出ししている煎じ薬をお味見した感想をご紹介いたします。
飲みやすさを5段階の★印で表示しています
(評価基準は和漢堂スタッフの独断と偏見)
効き目の評価ではありません。
ほんどの人が、マズ~イ、ニガ~イという漢方薬でも、
美味しいとという人もいます。
漢方薬は体質に合っているものは、
割合飲みやすく感じるといわれています。
もし★ひとつでも、すべての人にとって
そうだとは限りません。

荊芥連翹湯 (けいがいれんぎょうとう)★☆☆☆☆

この薬を飲んでいる客様から「ちょっとカレーの味がする薬ですね」というお話があったので、早速テイスティングしてみました。
確かに、煎じる前の生薬の香りはなんとなくカレー粉に似ています。
よくつくる漢方薬なのですが、カレーに似ているとは・・・・。言われて初めて気がつきました。煎液も黒っぽい黄色で、それもなんだかカレーっぽい。
そしてお味はというと。。。。。。苦い、とにかく苦い。カレーがどうこうなんて話を忘れてしまう程。
この薬は、温清飲に8つの生薬を足したもの。温清飲も苦いですが、それに輪をかけた苦さでお味の評価は★ひとつ。

基本的には、青年期の腺病体質(体力がなく、病気になりやすい)あるいは、解毒症体質(肝臓で解毒しきれず、毒が体中をめぐって症状を引き起こす)の人のいろいろな病気に使います。
具体的には皮膚病、蓄膿症などに使われることが多いようです。