【 ほうれん草のはなし 】
一年中出回っているほうれん草ですが、元来は冬野菜。冬のほうが栄養価が高く、甘味もあって美味しいです。
成分は鉄や銅、ビタミンB12、葉酸など貧血防止に優れたものばかり。貧血の人のためにあるような野菜です。
他にもマンガン、ビタミン・繊維質などを多く含み、アラビア人はこの野菜を「野菜の王様」と呼んでいます。
ほうれん草の苦味成分「シュウ酸」は食べ過ぎると腎障害や尿路結石を引き起こすと言われますが、それは極端に食べ過ぎたときの話です。
気になる方は軽くゆでたあと冷水にさらすと良いでしょう。その際は折角のビタミンCが溶け出してしまいますので、茹ですぎないのがポイントです。
生食のときは、シュウ酸を作る段階で減らしてある『サラダほうれん草』を使うのも良いでしょう。