5~6年前の7月頃から症状が出ている。
手のひじから下。脚は膝から下。お尻のあたりにピンク色の湿疹のようなものが、出たり引っ込んだりする。疹は一つが500円玉くらいの大きさの丸い形になって無数にできる。
症状が悪化してくると円と円とが連なって、地図状に赤くなる。赤い部分はかさかさと乾燥してひどく痒い。毎年初夏の頃に症状が出始め、冬になると不思議と消える。
随伴症状
おなかにガスがたまりやすく、疲れやすいような気がするが皮膚以外はこれといって問題はない。
事例
■8月21日
漢方薬煎じ薬服用開始
■9月7日
頑張って飲んでいます。
まだ、そんなに変化は感じないが、赤い部分が多少減っているような気もする。
■10月9日
以前は、本当に痒みが強くて困っていたが、今は痒みがほとんどなくなって助かっている。見た感じは、赤く症状が出ているところはそんなに減っているようには思えないが、よくなってきているような気がする。
■12月11日
2週間ほど前に、久しぶりに新しい疹がひとつふくらはぎにできた。これがすごく痒かったが、冬は毎年症状がでないのでそれ以外の部分は落ち着いている。
■2月15日
症状はまったく出ていない。。
ただ、冬の間は毎年症状が出ないので、今年の夏に向けて再発しないように体質を改善していきたい。
■4月11日
脚の方に赤いものがポツポツと残っているが痒みはない。
新しい疹ができてはこない。
■6月16日
新しい疹は今のところできていない。
前できていたところが、少しピンクがかった茶色のような色になって、あとが残っている。
毎年、これからの季節が一番悪化するので・・・これからですよね。
■8月5日
新しいのが手足それぞれ三個ずつくらいできているが、昨年までは夏になると、この丸い湿疹がどんどん増えてつながっていったが、それに比べるとかなり症状が軽く数も増えない。
■10月8日
夏の間はやはり数箇所赤いところができたが、そんなにひどくならなかった。
今のところ、手足にそれぞれ三箇所くらいできているかな・・・大分減ってきている。
■2月10日
まだ、夏にできたところが良くなりかけで茶色く痕になって残っているが、その痕も少しずつ薄くなっている。
■4月10日
先月、太もものところと、ふくらはぎのところに症状が出たが、小豆くらいの大きさだった。
痒みも気にならずに、もう良くなってきている。
今年の夏まで、漢方薬を飲み続けて完璧にしたい。
■8月9日
夏になっても、すっかり落ち着いて皮膚はきれいになった。
冬に向けて少しずつ、漢方薬を飲む量を減らしていき、最終的には薬をのまないで様子を見るようにしたい。
他の病気もそうなのですが、皮膚病も季節によって良くなったり悪くなったりと波があります。(乾癬は冬に悪化し、夏に良くなる方がほとんどなのですが、この方は逆でした)女性の場合は、その上に生理の周期なども関係してきます。
皮膚病も一度すっかり良くなったところへ、季節の変化などでまた湿疹や痒みが再発することがあります。こんな時は、本当にがっかりしてしまいますが、全体的に見て昨年よりも症状がよくなってきているならあきらめずに漢方薬をつづけるようにします。 そんなことを、辛抱づよく繰り返しながら、ゆっくりと体質を改善していきます。
この方の場合も、もともと5年も6年も前に罹った病気ですから、改善するのにもそれなりの期間がかかります。すっかり良くなるまで2年ほどかかりましたが今は何の薬も使わずにきれいな皮膚を保っています。