Psoriasis

乾癬・尋常性乾癬

解説

2 乾癬・尋常性乾癬の種類

乾癬は症状の違いなどから、大きく『尋常性乾癬』と『膿疱性乾癬』にわけられます。

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『尋常性乾癬』(じんじょうせいかんせん)
皮膚に紅斑ができ、表面が銀白色の鱗屑に覆われます。
かゆみを伴うときもあります。
乾癬のうち約98%がこの尋常性乾癬です。

『膿疱性乾癬』(のうほうせいかんせん)
ごくまれにですが、尋常性乾癬の治療を怠ったり、皮膚に強い刺激を与えたり、非常に強力なステロイドの塗り薬を長期間使った後、突然やめたのをきっかけで、急激に状態が悪化して高熱と膿疱を併発する膿疱性乾癬となります。
この場合はすぐに入院して治療しなければなりません。
最悪の場合は死にいたることもあるそうです。

またこれもまれですが手足や肘膝の関節が腫れる関節症状を起こすことがあります。
このタイプの乾癬を関節症性乾癬といいます。
かゆみと手足の爪の変形をしばしばともないます。
このほか1~2cm位の乾癬病巣が多発するものは 滴状乾癬といわれます。