Hives

蕁麻疹

解説

2 一般的な療法

蕁麻疹は、原因、発生時の状況などによって種類分けされています。
食事性、薬剤性、コリン性、心因性、接触蕁麻疹。
また物理的蕁麻疹として機械的、寒冷、日光、温熱蕁麻疹などがあります。

一般的な療法で最初に手がけるのは、原因を調べ可能な限りそれを排除することです。
蕁麻疹を起こすことがわかっている食べ物や薬は避ける。
寒冷や日光、温熱によるものであれば、それを避けるといったことです。

原因を特定できない場合に一般的な療法は、抗ヒスタミン薬の内服でしょう。
抗ヒスタミン薬で赤み、痒みなどの蕁麻疹症状が起こる過程をストップする対症療法です。

ここで詳しくは触れませんが、蕁麻疹の腫れや痒みが出るしくみは、刺激を受けた皮膚のなかでヒスタミンという物質が飛び出し、その影響で皮膚が赤く腫れ、またヒスタミンが皮膚を直接刺激するために痒みが起こるというものです。
抗ヒスタミン薬の働きは、ヒスタミンが皮膚に影響を与える過程をブロックし、蕁麻疹の症状をおさえるというものなので、根本療法ではなく、対症療法です。