Nocturnal Enuresis

夜尿症(おねしょ)

解説

2 夜尿症と漢方薬
image-yanyousho-01

夜尿症・おねしょは、体質的に虚弱で膀胱や腎臓の機能が未熟であるケース、ストレスや自律神経が影響しているケース、体に冷えがあって尿量が多くなっているケース、喉が渇きやすくたくさん水分をとってしまうケースなど、その人の傾向にあった漢方薬を飲むことが重要です。

夜尿症・おねしょは、あせらず…。とはいいますが、あまり長引くと本人の精神衛生上も良くないですし、家族にとっても負担です。やはり子供のうちに手を打っておくにこしたことはありません。

ご相談をうける年齢で一番多いのは10歳前後で、学校の宿泊学習の前に何とかしたいというものです。ですが、漢方を飲み始めたからといって1ヶ月、2ヶ月といった短い期間で身体は変わってくるものではありません。
あまり早い段階で心配する必要もないのですが、8歳を過ぎるころにもなれば、本人もご家族も苦痛になり、先のことが心配になってくるのではないでしょうか。
そうであれば あれこれと思い悩む前に是非ご相談ください。
子供は薬の影響をうけやすいですから、夜尿症(おねしょ)に限らず、安心して飲ませられる身体にあった漢方薬をもっと活用することをおすすめいたします。

(多くの夜尿症は漢方薬で対応できるものですが、なかには器質的な問題が原因で起こっているものもあります。その場合は病院をおすすめする場合もあります。)