Recipe

クスリになるレシピ

イワシとにらの味噌汁

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イワシ(鰯)の語源として最も有力な説は、陸に揚げるとすぐに弱ってしまう魚であるということから、「よわし」→「いわし」と変化した、という説です。

イワシには、歯や骨の素となったり骨粗しょう症を防ぐカルシウムと、その吸収を助けるビタミンDが両方含まれており、成長期のお子さんや骨粗しょう症が気になるご年配の方にお勧めの食材と言えます。

EPAやDHAといった不飽和脂肪酸は青背の中でもトップの含有量であり、中性脂肪を減らす働きや、老化防止に役立つなど生活習慣病の予防としてもかなり有効な食材であるとも言えます。

その他にビタミンB2、タウリン、鉄分、亜鉛やカリウムなども豊富で是非有効活用したい食材のひとつですね。

ただし、イワシに含まれるEPAやDHAなどの脂肪酸は、非常に酸化されやすいので、酸化を防ぐ働きのあるβ-カロチン、ビタミンC・Eなどのビタミンを含む食材と一緒に摂ることがポイント。

今回はこれらのビタミンをバランス良く含むニラを組み合わせたレシピをご紹介致します。

薬膳的には気血を補い、血行を促進したりする働きもあるイワシ。

もうすぐ新しい年を迎える寒さが本格的となるこの季節、温かいイワシ料理で食養生をしていきましょう。

材料

イワシ
6尾
しょうが(みじん切り)
5g 
長ネギ(みじん切り)
1/3本
小さじ1/2
少々
片栗粉
大さじ1?2
だし汁
3カップ
味噌
大さじ2
にら
1束

作り方

1)イワシは頭と内臓を取って手開きにし、骨を除き、皮をむき、あらく刻んでおく。

2)しょうが、長ネギはあらかじめ刻んでおく。ニラは1.5cm幅に切る。

3)フードプロセッサーでイワシをなめらかな状態にし、ボールに空け、しょうが・長ネギを加え塩・酒も加え、片栗粉で固さを調節する。

4)鍋にだし汁を沸騰させ、スプーンなどで丸めながら加えていく。

5)イワシに火が通ったら味噌で調味し、にらを加えてひと煮立ちさせたら完成。

調理のポイント

イワシはすり身になっているものもあるので代用可ですが、出来れば少しだけ頑張って
さばいてみましょう。美味しさが格段に違います。
あと、すり身を加えるのは必ず沸騰させてから、がポイントです。

今日の薬効食材

イワシ-----気血を補う、血行促進、高血圧の予防、カルシウムの吸収を高める
にら-------気・血の流れ促進、体を温める、健胃、強壮、止血、止痛