事例
日中はエアコンの冷房が効いた事務所内にいるため下痢する。
それでも月末続けて一週間ほど下痢をしない日があった。
朝の歯磨き時におこる吐き気も、以前よりも回数が減っている。
胃はたまにポチャポチャ音がする日があるが、かなり調子が良くなっている。
同じ薬をしばらく飲み続けたい。
身体をあたためる効果の高い漢方薬に変更する。
下痢は一ヶ月のうち5~6日くらいかな。
この方の場合は月に数回の下痢が今でもあります。仕事のストレスや緊張がどうしても腸にきてしまうのです(過敏性腸症候群)。けれど、以前よりも症状がかなり軽減され、下痢が減るにつれ、疲れやすさもなくなり、全身が楽になり、とても調子がよいとおっしゃっています。
ストレスは避けては通れないもの。完治を目指すよりも、ある程度まで軽減したらコントロールしながら共存するのもひとつの方法です。完治を目指しすぎ、かえって精神的負担となるようではいけません。
この方は、今は、どんなときに体調を崩し下痢をするのか、自分の身体の発するシグナルを読み取れるようになり上手にコントロールしています。以前のように、いつ、どこでトイレに行きたくなるかわからないという不安からは解放されました。
働き盛りの世代。仕事で忙しく治療の時間をとれず、健康に気を配る心の余裕もないまま、下痢止めを飲んで凌いでいる人は多いと思います。けれど、一時しのぎを繰り返しても解決になりません。漢方薬での治療も検討してみてはいかがでしょうか。